文鳥を迎えるにあたって、『どの鳥かごを選べばいいの?』と悩んでいませんか?鳥かごは文鳥が1日の大半を過ごす大切な住まいです。サイズが小さすぎると運動不足になり、素材が粗悪だと健康被害を招くこともあります。この記事では、初心者でも失敗しない鳥かごの選び方から、価格帯別おすすめ5選、設置場所・必須アイテムまで徹底解説します。快適な環境づくりで、文鳥との暮らしをより豊かにしましょう。
文鳥に最適な鳥かごの選び方|失敗しない5つの基準

文鳥の鳥かご選びで最も大切なのは、文鳥の習性・体格・行動パターンに合った設計かどうかを見極めることです。
見た目のかわいさや価格だけで選んでしまうと、文鳥にとって窮屈だったり、毎日の掃除が苦痛になったりと後悔するケースが少なくありません。
ここでは失敗しないための5つの基準を順番に解説します。それぞれの項目を確認しながら、最適な1台を見つけてください。
【サイズ】幅35cm×奥行40cm×高さ45cm以上が目安
文鳥1羽に必要な鳥かごのサイズの目安は、幅35cm×奥行40cm×高さ45cm以上です。
文鳥は全長約15〜17cmほどの小型の鳥ですが、ケージ内で翼を広げたり、上下に飛び移ったりする行動を日常的に行います。
翼を広げたときの幅は約20cm前後になるため、幅35cm以上のケージであれば、ストレスなく羽ばたける空間を確保できます。
高さについては、文鳥は本能的に高い場所を好む習性があり、上下移動が多い鳥です。高さ45cm以上あると、複数の止まり木を段違いに設置でき、より自然に近い行動が引き出せます。
2羽飼いの場合は幅45cm以上が推奨されます。ペア飼育では縄張り意識が生じることもあるため、余裕のあるサイズを選ぶと安心です。
なお、大きすぎるケージはかえって文鳥が落ち着きにくいという声もあります。幅60cm以上の大型ケージは文鳥には不向きで、中型インコ向けとなります。文鳥には幅35〜45cm程度のサイズが最適です。
【素材】ステンレスとメッキの違いを比較
鳥かごの素材は大きくステンレス製とメッキ(亜鉛メッキ・クロムメッキ)製の2種類に分かれます。
それぞれの特徴を比較すると、以下のようになります。
| 素材 | 耐久性 | 安全性 | 価格 | 重量 |
|---|---|---|---|---|
| ステンレス製 | ◎ 10年以上 | ◎ 錆びにくく安全 | 高め(1.2万円〜) | やや重い |
| メッキ製 | △〜○ 3〜7年 | △ 剥がれに注意 | 手頃(3,000円〜) | 軽い |
メッキ製は価格が安く軽量ですが、文鳥がかじったときにメッキが剥がれ、亜鉛中毒を引き起こすリスクがあります。特に亜鉛は鳥にとって有毒であり、過去に死亡事例も報告されています。
ステンレス製は錆びにくく、衛生的で長期使用に適しています。初期費用は高くなりますが、長い目で見るとコストパフォーマンスに優れます。
予算が限られる場合はメッキ製でも問題ありませんが、定期的にメッキの剥がれを確認し、剥がれが見られたら早めに買い替えることをおすすめします。
【網目】1.0〜1.2cmの間隔が安全な理由
文鳥に適した網目(バー間隔)は1.0〜1.2cmです。この間隔には明確な根拠があります。
文鳥の頭部の幅は約1.3〜1.5cm程度です。網目が1.5cm以上になると頭が入り込んでしまい、首が挟まって窒息する事故が起こる危険性があります。
一方、網目が0.8cm以下になると足の指が入り込みにくく、止まりにくさを感じる場合があります。
1.0〜1.2cmは文鳥の体格に対して安全かつ快適なバランスであり、文鳥専用・小型鳥専用として販売されているケージのほとんどがこの間隔を採用しています。
購入前に必ず商品スペックの『バー間隔』を確認し、1.0〜1.2cmの範囲内であることをチェックしてください。セキセイインコ用のケージは間隔が広いものもあるため注意が必要です。
【底トレー】引き出し式なら毎日の掃除が楽になる
鳥かごの底部の設計は、日々の清潔維持に直結する重要なポイントです。
おすすめは引き出し式(スライド式)の底トレーです。文鳥をケージから出さなくても、底部を引き出して汚れた敷き紙を交換できるため、毎日の掃除が大幅に楽になります。
文鳥は1日に数十回排泄を行います。底トレーに敷き紙やペットシーツを敷いておくと、引き出して交換するだけで衛生状態を保てます。
底トレーが固定式のケージや、取り出しにくい設計の場合、毎回ケージを傾けたり文鳥を移動させたりする必要が生じ、飼い主の負担が大きくなるだけでなく文鳥にもストレスを与えます。
また、底グリル(すのこ状の床部分)が付いているタイプは、糞が底部に落ちて文鳥が踏まないようになっており衛生的です。底グリルと引き出しトレーが両方ついているモデルが理想です。
【扉の形状】大きく開く横開きタイプが放鳥に便利
鳥かごの扉は横開きタイプ(観音開き・片開き)が最も使いやすいです。
文鳥は毎日1〜2時間程度の放鳥タイムが必要です。放鳥・帰巣のたびに扉を開け閉めするため、片手で操作しやすく、大きく開く設計であることが重要です。
横に大きく開く扉であれば、文鳥が自分から出入りしやすく、手乗りのトレーニングにも有利です。
上部に大きな天窓が付いているモデルも人気があります。天窓タイプは上から手を入れて文鳥を乗せやすく、ハンドトレーニング中の自然な行動を促します。
注意点として、扉のロック機構がしっかりしているかも確認しましょう。文鳥はくちばしで扉を押し開けることがあるため、ロックが甘いケージは脱走リスクがあります。
文鳥に丸型の鳥かごをおすすめしない3つの理由

インテリア性の高い丸型の鳥かごは見た目がおしゃれで人気がありますが、文鳥の飼育には適していません。
ここでは、丸型ケージを選ぶと起こりうる3つの具体的な問題点を解説します。
角がないと文鳥が落ち着けない
文鳥をはじめとする小型鳥類は、野生下では木の枝の分岐点や岩のくぼみなど、身体の側面が何かに触れる角のある場所に止まって休む習性があります。
四角いケージには角があるため、文鳥は角に身を寄せて安心感を得られます。しかし丸型ケージには角がなく、文鳥が常に開放的な空間にさらされた状態になります。
これは文鳥に慢性的な緊張感・不安感をもたらし、ストレスホルモンの分泌増加や免疫力低下につながる可能性があります。
文鳥が隅でうずくまる行動が多い場合、それはケージが合っていないサインかもしれません。落ち着ける角のある四角型ケージへの移行を検討しましょう。
止まり木やアクセサリーの配置が難しい
丸型ケージは内側の壁面が曲線になっているため、止まり木を水平に固定しにくいという構造的な問題があります。
市販の止まり木や餌入れ・水入れのほとんどは、四角いバーに挟み込むタイプの設計です。丸型ケージでは取り付け方が限られ、グラつきや落下が起きやすくなります。
また、複数の止まり木を段差をつけて設置する場合も、丸型ケージでは内側の空間が均一でないため、レイアウトの自由度が大幅に下がります。
文鳥は活発に上下移動する鳥であり、止まり木を多段に設置できるかどうかは運動量と直結します。丸型ケージではこの点で大きなデメリットがあります。
掃除がしにくく衛生面で不安が残る
丸型ケージは底部の形状が丸く、市販の四角い敷き紙やペットシーツをそのまま使えません。
丸い底に合わせて敷き紙を切り抜く手間が毎回発生するか、専用品を購入する必要があります。これが毎日の清掃コストと手間を増大させます。
さらに、丸型ケージには引き出し式の底トレーがないモデルが多く、掃除のたびにケージを分解する必要があることも多いです。
文鳥の糞には雑菌が含まれるため、毎日の清潔維持は健康管理の基本です。掃除のしにくさは不衛生な環境を招き、文鳥の病気リスクを高める直接的な要因になります。
【価格帯別】文鳥におすすめの鳥かご5選を比較

ここでは、実際に文鳥飼育者から高い評価を得ている鳥かごを価格帯別に5つご紹介します。
それぞれの特徴と向いている人を明確にまとめましたので、自分に合った1台を選ぶ参考にしてください。
【5,000円以下】SANKO イージーホーム クリアバード35|初心者に最適
SANKO(三晃商会)のイージーホーム クリアバード35は、5,000円以下で購入できる文鳥飼育のエントリーモデルです。
サイズは幅36cm×奥行き34cm×高さ43cmと、文鳥1羽に必要な最低限のスペースを確保しています。
前面下部がクリアパネル(透明プラスチック)になっているのが最大の特徴で、餌の飛び散りを大幅に防止できます。
引き出し式の底トレーを搭載しており、毎日の清掃も楽です。バー間隔は1.1cmで文鳥に安全な設計です。
- サイズ:W35×D35×H55cm
- バー間隔:1.1cm
- 底トレー:引き出し式
- 価格目安:3,500〜4,500円
素材:スチール(メッキ)
初めて文鳥を飼う方、コストを抑えたい方に特におすすめのモデルです。まず一度文鳥を迎えてみたい方の入門機として最適です。
【5,000〜8,000円】HOEI 35手のり|迷ったらコレの定番モデル
HOEI(豊栄金属工業株式会社)の35手のりは、文鳥飼育者の間で『迷ったらこれを買えばOK』と称される定番中の定番ケージです。
ロングセラーモデルとして長年支持されており、飼育経験者からの口コミ評価も非常に高いです。
サイズはW37×D41.5×H54.5cmで、文鳥1羽にちょうど良いコンパクトさです。上部が大きく開く天窓タイプで、放鳥・帰巣のハンドトレーニングがしやすい設計になっています。
- サイズ:W35×D35×H48cm
- バー間隔:1.1cm
- 素材:スチール(メッキ)
- 底トレー:引き出し式
- 価格目安:5,500〜7,000円
手乗り文鳥を育てたい方、放鳥のしやすさを重視する方に特に向いています。
【5,000〜8,000円】マルカン バードパレス クリーン|掃除重視派に
マルカン バードパレス クリーンは、その名の通り清潔維持のしやすさを追求した設計が特徴のケージです。
底部には深めの引き出しトレーが採用されており、糞や餌のカスが外に飛び散りにくい構造になっています。
前面パネルは透明度が高く、文鳥の様子を観察しやすいのも人気の理由です。扉は前面に大きく開く横開きタイプで、放鳥時の使い勝手に優れています。
- サイズ:W36×D34×H48cm
- バー間隔:1.1cm
- 素材:スチール(メッキ)
- 底トレー:引き出し式(深め)
- 価格目安:5,000〜7,500円
掃除の手間を最小限にしたい方、多頭飼いで清掃頻度が高い方におすすめです。
【8,000〜12,000円】HOEI 35手のりホライズン|広々レイアウト派に
HOEI 35手のりホライズンは、定番『HOEI 35手のり』の横幅を拡張したワイドバージョンです。
サイズはW37×D41.5×H54.5cmで標準の35手のりと同一寸法ですが、バー間隔(ピッチ)が11mmから14mmに拡大されており、より大型の小鳥・小型インコに対応しています。
2羽飼いにも十分対応できるサイズで、繁殖を予定している方にも選ばれています。
- サイズ:W46×D35×H52cm
- バー間隔:1.1cm
- 素材:スチール(メッキ)
- 底トレー:引き出し式
- 価格目安:8,000〜11,000円
1羽を広々と飼いたい方、2羽飼いを検討している方に適したモデルです。
【12,000円以上】ステンレスケージ|10年以上使いたい人向け
12,000円以上の価格帯ではステンレス製ケージが選択肢に入ります。
代表的な商品として、HOEI ステンレス手のりシリーズや各社のSUS304ステンレス製ケージがあります。価格は15,000〜30,000円以上と幅がありますが、その分耐久性・安全性が格段に向上します。
ステンレスは錆びにくく、亜鉛メッキの剥がれによる中毒リスクがゼロです。文鳥の寿命は適切な飼育環境であれば8〜10年以上に達するため、長期的なコストパフォーマンスは非常に優れています。
- 素材:SUS304ステンレス
- バー間隔:1.0〜1.2cm
- 耐久性:10〜15年以上
- 安全性:◎(メッキ剥がれなし)
- 価格目安:15,000〜30,000円
一生涯のパートナーとして本格的に飼育したい方、子どもや免疫力の低い方がいる家庭には積極的にステンレス製をおすすめします。
5商品のスペック比較早見チャート
5つのケージのスペックを一覧で比較できるチャートです。選ぶ際の参考にしてください。
| 商品名 | サイズ(W×D×H) | バー間隔 | 素材 | 底トレー | 価格目安 | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SANKO イージーホーム クリアバード35 | 35×35×55cm | 1.1cm | メッキ | 引き出し式 | 〜4,500円 | 初心者・節約重視 |
| HOEI 35手のり | 35×35×48cm | 1.1cm | メッキ | 引き出し式 | 5,500〜7,000円 | 手乗り・定番志向 |
| マルカン バードパレス クリーン | 36×34×48cm | 1.1cm | メッキ | 引き出し式(深) | 5,000〜7,500円 | 掃除重視派 |
| HOEI 35手のりホライズン | 46×35×52cm | 1.1cm | メッキ | 引き出し式 | 8,000〜11,000円 | 広さ・2羽飼い |
| ステンレスケージ各種 | 35〜46cm幅 | 1.0〜1.2cm | ステンレス | 引き出し式 | 15,000円〜 | 長期使用・安全重視 |
文鳥の鳥かごはどこに置く?設置場所の選び方

良いケージを選んでも、設置場所が不適切だと文鳥の健康や精神状態に悪影響を与えます。
文鳥は温度・光・騒音に敏感な鳥です。適切な設置場所を選ぶことが、快適な飼育環境の土台となります。
リビングの壁際がベストな理由
文鳥のケージを置くベストな場所はリビングの壁際です。その理由は主に3つあります。
- 背後が守られて安心感がある:壁を背にすることで文鳥が背後を気にせず過ごせます。野生での習性(後方への警戒)に合致した環境になります。
- 家族の様子が見えて刺激になる:リビングは家族が集まる場所であり、文鳥が人の動きを見て刺激を受けられます。文鳥は社交的な鳥で、孤独を嫌います。
- 温度管理がしやすい:リビングはエアコンが設置されていることが多く、文鳥に適した室温(20〜28℃)を維持しやすいです。
一人暮らしの方も、作業をするデスク周辺など、自分がよくいる場所の近くの壁際に置くと文鳥が寂しくなりません。
避けるべき5つのNG設置場所
以下の5つの場所は文鳥の健康・安全に悪影響を与えるため、絶対に避けてください。
- 窓際(直射日光が当たる場所):夏場は熱中症リスクが急上昇します。日当たりの良い窓際はNG。レースカーテン越しの間接光が理想です。
- キッチン近く:調理中のガス・フライパンのフッ素樹脂から出る煙(PTFE分解ガス)は、鳥に対して致死毒性があります。台所周辺は絶対に避けてください。
- エアコンの真下:冷気や温風が直接当たり、文鳥が急激な温度変化にさらされます。エアコンから1.5m以上離した場所に置きましょう。
- テレビ・スピーカーの真横:大音量の振動と騒音が文鳥にとって強いストレスになります。
- 玄関・廊下:人の出入りによる温度変化と気流の変動が激しく、文鳥が体調を崩しやすくなります。
高さは人の目線〜胸の高さが理想
ケージを置く台の高さは、人が立ったときの胸〜目線の高さ(床から90〜150cm程度)が理想です。
低すぎる位置(床から30cm以下)は、文鳥にとって人の足音や振動が伝わりやすく、また下からのぞき込まれる姿勢になりプレッシャーを与えます。
逆に高すぎる棚の上などは、ケージの世話がしにくく、文鳥の異変に気づきにくいというデメリットがあります。
専用のケージスタンドを使用すると高さ調節が容易で、移動も楽になります。キャスター付きのスタンドは掃除の際にも重宝します。
鳥かごと一緒に揃えたい必須アイテム5選

文鳥を迎える前に、鳥かごと合わせて準備しておきたい必須アイテムがあります。
最初から揃えておくことで、文鳥をスムーズに迎えられ、日々のケアが格段に楽になります。
止まり木(天然木タイプがおすすめ)
止まり木は文鳥が1日の大半を過ごすため、素材の選択が足の健康に直結します。
プラスチック製の丸棒タイプは表面が均一なため、文鳥の足に同じ箇所への圧力がかかり続け、足底炎(バンブルフット)のリスクがあります。
天然木タイプ(クヌギ・桐・梅など)は太さが不均一なため、止まるたびに足の筋肉を使い、足底への負担が分散されます。爪のすり減りにも自然に対応します。
直径は文鳥の足で7〜8割程度を掴める太さ(約1〜1.5cm程度)が目安です。太さの異なる止まり木を2〜3本組み合わせるとより理想的な環境になります。
餌入れ・水入れ(飛び散り防止タイプ)
文鳥はくちばしで殻を弾き飛ばして食べる習性があるため、餌入れは飛び散り防止カバー付きのタイプが非常に便利です。
カバーなしの餌入れを使用すると、ケージ周囲1〜2m先まで殻が飛び散り、掃除が大変になります。
水入れは浅めの広口タイプが文鳥には向いています。文鳥は水浴びが大好きで、水入れで水浴びを始めることもあります。水浴び用の専用容器(バードバス)を別途用意することをおすすめします。
水は毎日交換が基本です。水入れは取り外して洗いやすい構造のものを選んでください。
ケージカバー(遮光・保温に必須)
ケージカバーは文鳥の睡眠リズムを整え、冬場の保温にも役立つ必須アイテムです。
文鳥は日照時間に敏感で、夜間に光が入り続けると睡眠が浅くなり、免疫力の低下や発情異常につながることがあります。
ケージカバーをかけることで、就寝時間を一定に保ち、文鳥の体内時計を正常に維持できます。就寝時刻の目安は19〜20時頃です。
冬場はフリース素材やウール素材のカバーが保温効果を高めます。ケージのサイズに合わせた専用カバーか、手作りカバーを用意しましょう。
温湿度計(文鳥の体調管理に)
文鳥に適した環境温度は20〜28℃、湿度は50〜60%です。この範囲を外れると体調不良のリスクが高まります。
特に冬場は室温が15℃を下回ると低体温症のリスクがあり、夏場は30℃以上で熱中症の危険があります。
ケージの近くに温湿度計を設置することで、常時モニタリングができます。デジタルタイプで最高・最低温度が記録できるモデルが管理しやすくおすすめです。
スマートフォンと連携できるIoT温湿度計を使うと、外出先からもリアルタイムで確認できて便利です。
敷き紙・ペットシーツ(掃除の手間を軽減)
ケージ底部に敷く敷き紙・ペットシーツは、毎日の清掃を数十秒に短縮させる重要なアイテムです。
新聞紙・キッチンペーパー・市販のバード用敷き紙などが使用できます。ペットシーツは吸収力が高く衛生的ですが、文鳥が引っ張って誤食するリスクがあるため、底グリル(すのこ)の下に敷くと安全です。
毎朝交換することが理想で、糞の色・量・形状を観察することが文鳥の健康チェックにもなります。
市販のバード用ケージシートはケージの底サイズに合わせてカットされており、セットするだけで使えて便利です。
文鳥の鳥かご購入後にやるべき3つのセッティング

新しい鳥かごを購入したら、文鳥を入れる前に必ず行うべきセッティングが3つあります。
これを怠ると、文鳥が健康被害を受けたり、不安定な環境に置かれるリスクがあります。順番通りに実施しましょう。
新品のにおいを飛ばす「空運転」を1日行う
新品のケージにはメッキ処理や塗装由来の化学物質のにおいが残っていることがあります。
文鳥(鳥類全般)は人間の数十倍敏感な呼吸器を持っており、化学物質のにおいが体調不良や最悪の場合、呼吸器障害を引き起こすことがあります。
購入後はまず中性洗剤でケージ全体を洗浄し、十分にすすいでから風通しの良い場所で1日以上乾燥・空運転させてください。
においが完全に消えたことを確認してから文鳥を入れるようにしましょう。においが気になる場合は、2〜3日の空運転が安心です。
基本レイアウトを組む(止まり木・餌入れの配置)
空運転が終わったら、文鳥を入れる前にレイアウトを完成させておきましょう。文鳥を入れてから配置変更すると、文鳥がストレスを受けやすくなります。
基本的なレイアウトの組み方は以下の通りです。
- 底グリルを設置し、敷き紙を底トレーにセットする
- 止まり木を上段・中段の2〜3箇所に段違いで取り付ける
- 餌入れ(シード・ペレット)を中段に設置する
- 水入れを餌入れとは別の位置(なるべく糞が入らない場所)に固定する
- ケージカバーをセットして動作確認する
おもちゃやブランコは文鳥が環境に慣れてから追加するのがおすすめです。最初から多すぎるアクセサリーは文鳥が動きにくく感じることがあります。
安全チェックリストで最終確認
文鳥をケージに入れる前に、以下のチェックリストで安全確認を行ってください。
- □ バー間隔が1.0〜1.2cmの範囲内か確認した
- □ 扉のロック機構が正常に動作するか確認した
- □ 止まり木がしっかり固定されてグラつきがないか確認した
- □ ケージの接合部に指や足が挟まる隙間がないか確認した
- □ メッキの剥がれや尖った金属部分がないか確認した
- □ 敷き紙・底グリルが正しくセットされているか確認した
- □ 設置場所の温度が20〜28℃の範囲内か確認した
全てにチェックが入ったら、文鳥を安心してケージに迎え入れられる状態です。最初は文鳥が新しい環境に慣れるまで静かに見守りましょう。
文鳥の鳥かご選びでよくある質問

文鳥のケージ選びに関して、よく寄せられる質問にまとめてお答えします。
Q. 文鳥1羽にケージの大きさは何センチ必要?
A: 1羽の場合は幅35cm×奥行35cm×高さ45cm以上を目安にしてください。これより小さいケージは運動不足・ストレスの原因になります。翼を広げた幅(約20cm)が収まり、上下移動できる高さがあることが最低条件です。
Q. 2羽飼いの場合ケージは分けるべき?
A: 相性が良いペアなら同一ケージでの飼育も可能ですが、幅45cm以上のケージを使用することが推奨されます。相性が悪い場合は縄張り争いでケガをするリスクがあるため、その際は別ケージを用意してください。お迎え初期は様子を見ながら判断しましょう。
Q. 中古ケージを使っても大丈夫?
A: 使用可能ですが、前の鳥が持っていた病原菌・寄生虫が残っている可能性があるため、使用前に中性洗剤での洗浄に加え、希釈した消毒液(鳥に安全なタイプ)での殺菌が必須です。メッキの剥がれや錆があるケージは使用しないでください。
Q. ケージの掃除はどのくらいの頻度でやる?
A: 敷き紙の交換は毎日が基本です。底グリルや餌入れ・水入れの洗浄は週1〜2回、ケージ全体の拭き掃除・本格洗浄は月1〜2回を目安にしましょう。清潔なケージは感染症・寄生虫予防の基本です。
Q. ケージカバーは必要?なくても平気?
A: 必須ではありませんが、使用を強くおすすめします。特に都市部では夜間も室内が明るくなりやすく、文鳥の睡眠の質が低下します。ケージカバーをかけることで就寝サインを明確にでき、ホルモンバランスや免疫力の維持に役立ちます。
Q. 雛のうちはプラケースでもいい?
A: 雛〜幼鳥の時期(生後4週齢程度まで)はプラケースでの飼育が一般的で問題ありません。保温管理がしやすく、誤って止まり木から落ちてもケガのリスクが低いためです。自分で餌を食べられるようになったら(生後6〜8週目以降)、通常の鳥かごへ移行しましょう。
Q. ケージはどこで買うのがお得?
A: Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手通販サイトが最も価格比較しやすく、セール時にお得に購入できます。ペットショップや実店舗は商品を実際に確認できる点がメリットです。まずネットで価格と口コミを確認してから、実店舗でサイズ感を確認するという組み合わせもおすすめです。
まとめ|文鳥が快適に暮らせる鳥かごを選ぼう

文鳥の鳥かご選びのポイントをまとめます。
- サイズは幅35cm以上・高さ45cm以上を基準に、1羽か2羽かで選ぶ。余裕があれば幅45cmのホライズンタイプが理想的。
- 素材はステンレスが最上級。予算が限られる場合はメッキ製でもOKだが、定期的なメッキ状態の確認を怠らない。
- 丸型ケージは文鳥に不向き。角がなく落ち着けない、掃除しにくいなど実用面での問題が多い。四角いケージを選ぼう。
- 購入後は空運転・レイアウト設定・安全チェックを必ず実施してから文鳥を迎え入れること。
- 設置場所はリビングの壁際・胸の高さが最適。キッチン近く・直射日光・エアコン直下は避ける。
文鳥は適切な環境さえ整えれば、人懐っこく甘えてくれる最高のパートナーになります。
ぜひ今回の選び方ガイドと比較チャートを参考に、あなたと文鳥にぴったりの鳥かごを選んでください。


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